アルコールと血圧
これからの時期は年末年始で、お酒を飲む機会が増えますよね。
高血圧の人にはきになる飲酒との関係・・・
飲酒と血圧の関係は大きいと思われます。
しかし、飲酒に対しての理解は人それぞれのようで、
血圧を上げてしまうと感じている方もいれば、
血圧を下げると思っている方もおられるようです。
毎日血圧測定をしっかりされている方はおわかりになるかと思いますが、
確かに飲酒後しばらくの間は血圧が下がる事が多くあります。
しかしその後、最終的には上昇してしまいます。
たとえば
「飲酒した日は寝る前の血圧がいつもより低いが翌朝の血圧は高くなる」
ということもあります。
実際に臨床研究においても、習慣的な飲酒は血圧を高くする事が示されています。
さらに意外にも一般的に適量とされる飲酒量(表参照)であっても
血圧を上げてしまうようです(飲酒量が多いほど血圧はさらに上がりますが)。
アルコールが血圧を上げる理由に関しては、
血管を収縮させる作用など様々な原因が考えられています。
またアルコール飲料に含まれるカロリーや高カロリーのつまみを
採る事による脂肪蓄積や塩辛いつまみによる影響もあると思います。
適量飲酒の目安(酒種別)※女性ではこの半分を目安にしてください。
酒種 アルコール度数 容量
日本酒 15% 180ml
焼酎 25% 100ml
ビール 5% 500ml
ウィスキー 40% 60ml
ワイン 12% 200ml
アルコールは脳にも影響する!?
また飲酒は脳委縮と関係がある事もわかってきています。
例えば平均60歳の方々の頭部MRIを解析した研究では、
飲酒量に従い、脳容量が減少しており、飲酒習慣が全くない方が最も
脳容量が多かったと報告しています。
さて、飲酒量が多い方の場合、どこまで減らした方が良いのかですが、
1つの目安は表に示した適量とされる量(さらに出来れば休肝日を週3日)と
いう事になります。
しかし、この量にしなければ意味がないのではありません。
アルコールの毒性は基本的に量によりますので、
少なくなればなるほど良いわけですので、
この適量レベルに少しでも近づけて頂ければと思います。
ポイント
・アルコールは血管を収縮させ、習慣的な飲酒は結果的に血圧を上げる
要因になる可能性が高まります
・飲み会などではアルコールだけでなく、
つまみなどで塩分を摂り過ぎないよう注意しましょう
・できるだけ休肝日を設けるようにしましょう
(可能であれば、週3日が理想的)

